岡山県津山市下高倉西824

コアスタビリティ⑦

良好なコアとは、安定した骨盤帯と、そこに関与する下肢と上肢帯の筋群が効率良く機能している状態です。

安定した骨盤帯とは、腹横筋が必要分の収縮を行いつつ、腰方形筋、腹斜筋、広背筋、肋間筋、が機能し、骨盤~下部体幹が機能的な状態になっていることを意味します。

下肢は、この安定した骨盤帯を基に、腸腰筋、殿筋群、ハムストリング、内転筋、などの、股関節周囲筋の働きにより、股関節が骨盤にコントロールされつつ機能することが大切です。

上肢帯は、特に、広背筋、僧帽筋下部線維、を中心とした肩甲骨周囲筋により、良好に肩甲胸郭関節が体幹に対して安定した状態で機能することが大切です。

これら筋群の効率的な出力のための特に必要な要素は、胸椎の回旋可動性、広背筋、僧帽筋、肋間筋、の柔軟性、股関節屈伸、回旋可動性、などが考えられます。

また、隣接筋間の良好な滑動性も、コアを安定した状態に保つ大切な因子です。

上肢では、上腕三頭筋、棘下筋、三角筋、広背筋、下肢では、縫工筋、内側広筋、内転筋群、腸脛靭帯、大腿二頭筋、外側広筋、大腿筋膜張筋、の間の滑動性が大切です。

非効率な運動に陥っている動作では、運動連鎖の破綻により、エネルギーの伝達を阻害するとともに、何らかの障害を来すことが多く、運動連鎖の破綻の結果、過剰、異常に活動している筋・関節は、筋疲労や関節可動域制限が生じ、こり、痛み、運動機能障害、が生じることとなるのです。

これらの障害の原因として、コアの機能不全が大きなウエイトを占めることが非常に多いのです。

良好な状態のコアが機能低下を来す要因は、疲労、です。

大腿外側や股関節周囲筋群が疲労しはじめると、その代償として、腰背部の筋群を使うようになり、ストレスが腰部や上肢帯に及び、腰痛、肩こり、などを発症するのです。

ですので、施術においても、肩がこる、腰が痛い、という場合においても、まずは、下肢から施術することで、まず身体の土台部分の機能低下にアプローチすることが非常に大事

で、有効な施術となります。

鍼灸領域で、いわゆる、「本治法」という、上下肢末梢にアプローチする根幹治療の意味は、おそらくこういった意味も多く含んでいる、と、私は考えています。

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